格安スマホは万人受けしないかもと思う今日この頃

格安スマホは万人受けしないかもと思う今日この頃

一か月ほど前に、新聞で「全国の消費生活センター等に、苦情が相次いで寄せられている」という記事を読みました。
国民生活センターによる、主な苦情内容が
＜引用＞
（1）今までの携帯電話会社とサービスが異なることによるトラブル
1．問い合わせ窓口や、端末の故障・修理時の対応
【事例1】
問い合わせ先が電話窓口しかなく、つながりにくい
【事例2】
修理期間中の代替機の貸し出しサービスがなく、スマートフォンが1カ月間利用できない
2．メールアドレスの提供
【事例3】
メールアドレスの提供がなく、別会社のメールアドレスで送ったが、相手にメールが届かなかった
（2）端末とSIMカードを別々に購入することで発生するトラブル
1．端末によっては、購入したSIMカードが利用できない場合がある
【事例4】
SIMロック解除をしないと、他社のSIMカードでスマートフォンが使えなかった
2．販売されている中古端末の中には、その後の利用を制限されるものもある
【事例5】
インターネットで購入したスマートフォンの端末代金に未払いがあり、精算しないと修理の受付ができないと言われた
（3）利用開始日に関するトラブル
【事例6】
発送から数日で利用開始になるとは知らなかった
＜引用ここまで＞

といった苦情が寄せられていたそうです。
僕は下調べをしてからOCNモバイルにしたので特に問題はなく使えてましたが、知り合いから格安SIMに替えたいと相談を受けた際、ほとんどの人が３キャリアと同じ内容のサービスが受けられて料金が安くなるという思い込みで話してきます。
※３キャリア（au、ドコモ、ソフトバンク）

まず、その考え方を思いっきり否定してあげます。

そもそも、同じサービスを提供して半額以下の料金設定なんてありえません。
そんなことしたら、通信帯を貸している３キャリアが潰れてしまいます。

それでもスマホ料金を抑えたいという人にだけ、３キャリアとの違い、キャリアメールについて、スマホの機種や購入時の注意点などを説明して納得した人のみ、最初の手続きを手伝います。
なので、僕が手続きを手伝いした人に関しては苦情が一切ない状態です。

格安SIMの提供事業者は、ホームページやパンフレット等で注意事項を書いていますが、実際それを読んで１００％理解して契約する人っているのかな？と思います。

３キャリアと全く同じサービスが受けられると安易に思い込み、どの様なサービスかも確認しないでそのまま契約してしまうユーザー側に責任があると僕は考えます。

同じようなサービスでも、提供会社が違えば多少仕組みも違ってくる事を念頭に置いて考える事が出来ていれば、このような苦情は出て来なかったと思います。

僕が事業者側だったら、消費生活センターに寄せられた苦情は「注意事項も読まないで契約したクレーマー」と思うでしょう。

必要最小限に抑えたサービスで格安SIMを提供している事業者さんは玄人受けは良いです。
下調べもせず安易に手を出してしまう人には、受けないサービスなのかもしれません。